不動産投資を始めるにあたって「とにかく物件探しが大事!」というのがわかっても、いざ自分で物件を探すとなるとインターネットで探すのか、不動産会社に聞きに行った方がいいのか、戸惑ってしまうことがあるかもしれません。そこで今回は、不動産投資初心者の方向けの収益物件の探し方についてご説明します。
まずはインターネットで物件を探しましょう。収益物件を扱う不動産会社に行って相談するのはハードルが高いですし、初心者がいきなり行ってもふわふわとした話しかできないので、物件を紹介してもらうのは難しいです。また紹介してもらえたとしても相場観がない状態では検討するべき物件かどうかの判断もつけられません。最初はインターネットで物件を探し、色々な物件を見たり比較したりしながら相場観を養っていきましょう。
「収益物件」「不動産投資物件」などで検索すると、ポータル検索サイトが出てきますので、まずは購入したいエリアや価格帯、物件種別ぐらいの緩い条件を入れ、出てくる物件を見ていきます。エリアや価格帯が同じでも、立地や利回り、築年や面積など色々な違いがあることがわかると思いますので、利回りだけにとらわれず比較していきましょう。収益物件情報の見方に慣れてきたら、今度は利回りや築年などもう少し条件を絞り込んでいきます。さらに比較検討をしていくと「これならどうかな」と気になる物件が出てくるようになります。Googleストリートビューを使って周辺環境なども確認して、良さそうならいよいよ不動産会社に問い合わせをして資料を取り寄せ、物件見学に行きます。
いくらインターネットで相場観を養っても、実際の物件や周辺の様子を見なければ物件のよしあしは判断できません。冷やかしでなく、購入するつもりで色々と比較検討しての物件見学であれば遠慮は不要です。思い切って物件見学をして、実際に自分の目で見て判断していくようにしましょう。
また相場観のついてきた段階になれば、購入したいエリアの不動産会社に問い合わせを入れ、直接相談するのもおすすめです。ネットに掲載されていない物件を持っている場合もありますので、インターネットで良さそうだと思った物件を見せたり、条件を伝えて相談してください。時々、「掘り出し物件はありますか」「儲かりそうな物件はないですか」と聞いてこられる方がいますが、こうした聞き方は間違いなく不動産会社にひかれてしまうので絶対にやめておきましょう。
不動産会社とやり取りをしていく中で信頼できる不動産会社か、親身になってくれる担当者なのかもある程度、つかめてくると思いますので、どの不動産会社と付き合うかといったことも判断していきます。とはいえ、少しでもいい物件を選んで、購入完了までしっかりサポートしてもらうためには、購入したいという熱意やプロのアドバイスに耳を傾ける謙虚さを持つことも大切です。良いコミュニケーションを取りながら、物件を選んでいきましょう。
不動産投資初心者が収益物件を探す方法をご説明しました。まずはインターネットで物件を探しながら相場観を身に着け、気になる物件が出てきたら不動産会社に相談し、実際に物件見学をして検討していく。当たり前の探し方ですが、もっとも失敗の少ない方法です。不動産投資では物件選びがとても重要ですのでぜひ参考にしてください。